朝、近所を走った。以前はよく走っていたが、ここのところは仕事が立て込み、加えて冬の寒さも億劫で、すっかり間が空いていた。何か月ぶりかは覚えていない。ただ、秋以来であることだけは確かである。久しぶりなので、五キロほどをゆっくり走った。今日はよく晴れていて、気温も高く、走るにはちょうどよかった。緑園都市から子易川沿いを下り、阿久和川に合流したあとは、岡津から阿久和にかけて川沿いをひたすら遡った。ところどころに桜が咲いていて、ことさらに名所というほどではないが、そのくらいの咲き方がかえってよいと思った。

昼からは、家族で新座の実家へ行った。八歳の娘に一輪車を買ってもらったので、それを引き取りに行くためである。紫色のブリヂストンの一輪車で、娘の好きな色だった。中古なので少し土の汚れはあったが、洗えばきれいになるだろう。さっそく娘を連れて近くの公園へ行き、練習に付き合った。本日時点ではまだ両手を放しては乗れないが、上達は早い。家ではリップスティックも乗りこなしているので、運動神経はそれなりによいのだと思う。こういうことは、親が勝手に判断するより、身体のほうが先に証明してしまう。
夕方は、所沢市南永井の埼玉スポーツセンターにある天然温泉へ行ってみた。周囲は倉庫街で、温泉の立地としてはいささか無愛想である。だが、湯はよかった。アルカリ性で少しぬめりがあり、露天風呂も内風呂も温泉を使っている。目立たないが、湧出量が多いのだろう。首都圏の日帰り温浴施設で、ここまで潤沢に温泉を使っているところはそう多くない。このあたりでは東久留米のスパジアム ジャポンがよく知られているが、南永井にもよい湯があった。関係ないが、淑徳大学のキャンパスがすぐ近くにあった。あの距離に温泉があるのは、少し羨ましい。
総じて、今日はよく動いた。ここしばらくの平日は、私生活に関する生産性がほとんど零に近かったので、その反動のようなものかもしれない。走り、実家へ行き、公園に付き合い、最後は湯に入った。列挙するとそれだけのことだが、それだけのことが一日に収まる日も、そう多くはない。